日韓両国が領有権を主張する竹島をテーマにした歌「独島はわが領土」の
新バージョンCDが近く、韓国で発売される。日本語歌詞が含まれる新曲
は、日本との対立や南北朝鮮の民族共闘を呼び掛けており、物議を醸しそ
うだ。「独島は韓国の領土です。どうか、どうか意地張らないで」。ロッ
ク調の「新・独島はわが領土」は、この日本語歌詞を繰り返し、日本に竹
島領有の主張を取り下げるよう訴える。また「4800万(韓国の人口)、
2300万(北朝鮮の人口)の南北の連合軍、最後の1人まで立ち上がれ」
などと韓国と北朝鮮の人々が共に竹島防衛のため戦うよう求める歌詞もある。

 

我が国でこのようなCDが発売される自体が無いことを望むが、これに対
抗して「竹島は日本の領土です」などとハングルの歌詞を含んだCDを発
売すれば、おそらく韓国は烈火のごとく怒るであろう。他国にすることは
許されて、同じことを他国にされるのは許さない、のではあまりに偏屈で
はなかろうか。そのような対抗措置をとる民間人はいないことを祈るが、
毎度のことながら韓国は実効支配をしながらも、わざわざ竹島は日韓で揉
めているところなのだと、無用にアピールをしているのが笑ってしまう。
国内向けの姿勢としてもやりすぎな部分も多々見受けられる。

 

歌詞の中には南北融和の表れであろうか、南北の連合軍などと歌われてい
る。核開発を続け、それを乗せて飛ばす弾道ミサイルの製造に躍起になっ
ている友邦に、時として苦言を呈するのも、また融和の道筋の一端のはず
だ。低支持率に悩む盧武鉉大統領にとって、竹島は絶対に譲れない「劇薬」
となってきた。その効果も国民に耐性が出来たせいか、随分と薄くなって
しまい10%台の支持率を維持するのがやっとの有様で、レームダック
してるのは言うまでもない。それでもなお国民の間から竹島の名前が出て
くるのは、韓国の教育成果なのだろう。