2004-01-01から1年間の記事一覧
「来年こそ良い年になるように」 何度聞いた言葉であろうか。平和の定義が戦争と戦争の合間、で皮肉られる ように、世界は常に不安定なものだ。だが、目を逸らしてはならない。 現実がそうである以上、良い年にするのは神や仏でもなく、あくまで人間な のだ…
さて、昨日に引き続き訂正について書きたい。 記憶に新しいイラク人質殺害事件、香田証生さんがザルカウィ一派と思われる グループに殺害されたわけだが、情報が錯綜した結果、遺体発見の誤報がとび かうという最悪のミスを犯した。 配信元は共同通信社で、…
情報には「誤報」がつきものである。 日々、新聞をめくるだけで「訂正」を目にしない日は無いだろう。その多く は数字の間違い、名前の誤記、といった程度の内容である。 企業からのクレームでは、やはり決算の数字が間違っている場合多いのだろ う。プレス…
マスコミの情報収集の手段は地道な取材活動だけではない。 通信社配信の記事や企業のプレスリリース、系列社との連携、官公庁のブリーフィ ング、実に様々な手段で情報を収集し編集したものをニュースとして流している。 むろんそういった公の情報源だけでは…
まず第一に情報は「生物」であると書いた。 人間とていつかは土に還るように、情報も時間を経れば忘れ去られていく。 大量の情報伝達手段が新聞やテレビである以上、ビジネスとしてより多くの 読者・視聴者にニュースを届ける必要がある。常に新しいニュース…
歴史と言えば「固定」された情報と誰しも思いがちだ。 残念ながら歴史とは後の世代が教える、伝えるものであってビデオ等の 記録媒体のある現代ならいざ知らず、近代の歴史とて怪しいものである。 多くは書簡や日記で後世の歴史家達が史書として編纂していく…
社会人3年目を4分の3を消化した中で、旧友たちと酒を酌み交わしてきた。 様々な職種に「道」が分かれていったわけだが、結局語る言葉は常に一緒で ある。あの頃を懐かしみ、今を改めて知る。 陽はまた昇り、そして繰り返す。同じ言葉で語れる友人がいるこ…
今宵は西洋ではクリスマスイブと言うらしい。 日本では恒例の行事として一年の予定に組み込まれている。 日本人は宗教において節操がない、と言ってしまえば終わりではあるが、 まぁ少し考えてみたい。 日本人は元来イベント好きなのか、海外の習慣を次々に…
「経済界」「政財界」「実業界」 これらに共通するのはいったい何かわかるだろうか。 大きな書店のビジネス誌コーナーにでも行けばあると思うが、いわゆる日経ビ ジネス、週刊東洋経済のようなメジャー誌ではなく、どちらかと言えばゴシッ プ系の雑誌である…
書店に並ぶ大量の雑誌、キヨスク前面に突き刺さる筒状の新聞、誰しも見慣れ た光景である。日々消費されていく情報の中で、メジャーな新聞や雑誌だけで なく、専門紙・誌、または業界紙・誌と呼ばれる書店やキヨスクには並ばない 媒体もある。 会社勤めをし…
情報とは「生物」である。 たいていの情報は1日、いや数時間で腐り始める。 だが腐りかけた中にも調理次第で味わえる情報があるのではないか。 腐りかけの肉を敢えて「ブルー」で注文する、定石通り腹を壊すか、 至高の味を堪能するか、それは食べてみるま…