維新の党を離党した橋下徹大阪市長は29日夜、大阪府泉佐野市で、大阪府内を地盤
とする同党国会議員10人と会談し、新党を結成する方針を確認した。欠席の2人を
含む衆参計12人が合流を了承。「国会議員5人以上」の政党要件を満たすのは確実
だ。年内にも結党し、来夏の参院選に候補者を擁立する見通し。会談には維新の党の
馬場伸幸国対委員長や東徹総務会長代行らが参加。

 

維新の党を離党し、維新の「純化」を進める橋下氏。松井氏は新党での橋下氏の役割
を「精神的支柱。ボランティアで応援して頂く」と説明しているが、期待されるのは
総大将として党を率いてもらうことではないか。国政進出も十分に考えられ、それを
見越して新党への合流を決めた議員もいることだろう。日本維新の会が分裂し、さら
に維新の党が分裂する、合従連衡の続く政界の中でも、ここまで動きの激しい政党は
珍しいのではないか。