9月中の合流を目指す日本維新の会と結いの党は7日、東京都内のホテルで新党設立
準備会合を開き、1年間は双方から代表を出す共同代表制を採用することで合意した。
維新の橋下徹、結いの江田憲司両代表が就任する見通しだ。新党名に「維新」を残し、
主たる党本部を大阪に置くことも決めた。共同代表制は「党運営上の混乱要因になり
かねない」との懸念もあるため、当面の措置として1年間限定とした。両党の合流に
よる新党発足との事情を考慮し、今回は代表選を行わない。両代表の役割分担などは
21日の結党大会までに調整する。

 

まだやっていたのか、と呆れてしまうような維新と結いの合流前のバタバタぶりであ
る。焦点となっていた新党名については、「維新」が入った名称を両党の所属議員か
ら募り、両院議員懇談会で決めるようだ。さらに党本部を東京にも設置する方向のよ
うだが、失敗しそうな予感しかしない。これでは混乱するなと言う方が無理がある。
そうまでして合流しなければならなかったのかと、後悔している議員も多いのではな
いか。むろん、数の力がモノを言う永田町ではある。それにしても、ここまで課題が
多いとスタートしてからもうまくいかないのではなかろうか。