韓国の潘基文外交通商相は2日午後、自民党山崎拓前副総裁とソウル市内で
会談し、竹島問題などをめぐる日韓関係の悪化に関し「今後も対話を通じて解
決を図っていくべきだ。日韓関係は極めて重要だ」と強調した。日韓の排他的
経済水域の境界線画定交渉については「5月中に始めることで合意している」
と明言した。小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関連し、潘氏は新たな国立戦没
者追悼施設の構想に触れ「韓国は注目してきたが、進展していない」と指摘。
山崎氏は、超党派議員連盟「国立追悼施設を考える会」で6月に中間報告を
取りまとめる方針を説明し「小泉首相の後継が中間報告に沿って、問題を処理
することを望んでいる」と述べた。

 

まったく山崎氏は何をしに韓国くんだりまで行ったのであろうか。言質をとら
れるために訪韓しているのであれば、困ったどころの問題ではない。自派閥が
小泉首相に冷遇されたからと言って、韓国に迎合するような姿勢をとるのは我
が国の政治家としてどうなのだろうか。さらにポスト小泉の行動を縛るような
勝手な発言は慎むべきだ、中韓だけに配慮した形の国立追悼施設なるものを建
設したところで、ただのモニュメントにしかなるまい。あくまで追悼の場は他
でもない靖国神社なのだ、それを無視した上での勝手な建設など国民が許すわ
けもなかろう。

 

竹島は日韓で領有権を争っており、武力での解決などするわけもないが、平和
的に国際司法裁判所で解決をはかれば良いだけの事だ。対話が必要だと思うの
なら、まずは両国が裁判所にて対話しその決定に粛々と従えば良い。一方的に
竹島を占領し、その後は何かを恐れるかのように針鼠のように武装を施した姿
は、果たしてどちらが真の領有者であるのかを象徴しているかのようである。
少なくとも一連の騒ぎで竹島問題が全国に知れ渡ってだけでも、価値はあった
だろう。韓国にその点は感謝せねばなるまい。