鳩山元首相がイランのアフマディネジャド大統領と会談した際、国際原子力機関批判
を行ったとイラン政府が発表したことについて、自民党など野党からは10日も鳩山
氏に対する批判が止まらず、鳩山氏のイラン訪問を止められなかった野田首相の責任
を問う声も出始めた。自民党の石原幹事長は10日の記者会見で「鳩山元首相の訪問
を止めることができず、民主党の外交顧問に任命した野田首相の責任は非常に重い」
と厳しく批判した。石原氏はこれに先立つ党役員会で、鳩山氏のイラン訪問が国益
著しく損ねたとして、国会で追及するよう指示した。

 

誰もが想像していた通りの展開になり、いったい何をしに行ったのかと批判されてい
る鳩山氏。当の鳩山氏は鳩山グループの会合で「行って非常に良かった。大統領から
『じっくり耳を傾けた』という話を頂き、言葉は通じたなと思う」と訪問の意義を強
調しているようだが、正に自己満足の域を出ていない。普天間基地の移設問題を迷走
させた張本人が政権政党の外交顧問として、二元外交をする愚かな事態を招いた責任
は誰にあるかと言えば、やはり野田首相なのであろう。外交顧問に任命したのは他で
もない野田首相だからだ。言わんこっちゃない、そんな展開に国民は怒りを通り越し
て呆れている。