民主党は23日の役員会で、消費税率引き上げ関連法案の国会提出に反発して党役職
の辞表を提出した小沢一郎元代表グループの鈴木克昌幹事長代理、樋高剛総括副幹事
長ら30人の辞表を受理した。鈴木氏の後任には小沢グループ一川保夫参院幹事長
を兼務させる。樋高氏の後任には笠浩史国会対策副委員長を起用する。

 

集団での党役職の辞表提出に民主党執行部はようやく受理したようだ。辞任したくな
いと主張した議員もいたようだが、小沢グループは一応足並みを揃えて民主党執行部
と対峙した。これが野田政権を揺さぶるだけのインパクトとなったかは良く分からな
いが、消費増税が実現するかはますます怪しくなってきたのは間違い無いだろう。問
責閣僚だった一川氏が参院幹事長と言う要職に起用されたことからも明らかなように、
民主党の最大の欠点は人材の極端な不足にあるのではなかろうか。