民主党松野頼久官房副長官超党派の衆参両院議員10人以上が、地域政党「大
阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)と連携し、道州制などを検討する研究会を発
足させていたことが13日、明らかになった。松野氏らは、国政進出を目指す維新の
会が合流することを念頭に、次期衆院選前に研究会をもとにした新党結成を検討して
いる。維新の会側も大筋で同意しているとされ、2大政党と距離を置く「第3極」の
中核となる可能性がある。

 

今はまだ政治団体に過ぎない「大阪維新の会」であるが、その勢いに乗っかろうとす
る国会議員が5人以上集まれば政党要件を満たすこととなる。そうなれば、小選挙区
比例代表の重複立候補も可能となり、次期衆院選を戦いやすくなるのは間違いない
だろう。この研究会は「道州制型統治機構研究会」との名称で、民主党自民党のほ
か、みんなの党の議員が参加し、既に水面下で20回以上の会合を重ねているようだ。
民主党では選挙を戦えないと言う議員がまだまだ集まるであろうし、第三極としては
最も影響力を持つことになるのではなかろうか。