野田佳彦首相は24日、民主党政調会長細野豪志環境相原発事故担当相、幹事長
代行に安住淳財務相国対委員長山井和則国対副委員長の起用を内定した。10月
1日にも実施する内閣改造は大幅改造になる公算が大きく、安住氏の後任に岡田克也
社会保障・税一体改革担当相を副総理のまま横滑りで調整、細野氏の後任は福山哲郎
官房副長官を軸に検討している。首相は米ニューヨークで開かれる国連総会から帰
国後の28日に両院議員総会を開き、役員人事を正式決定する。

 

この布陣で民主党の執行部が強化されたとは思えず、今のままでは近いうちに解散を
決断することになるだろう。また、内閣の改造では前原政調会長と樽床幹事長代行、
城島国対委員長の入閣が有力視されているようだが、相変わらずの顔ぶれのように感
じるのは気のせいだろうか。執行部から内閣に移り、内閣から執行部に移り、それを
繰り返しているだけであろう。自ら人材不足であると言っているようなものである。
もはや民主党政権に先は無いと場当たり的な人事をしたとはさすがに思えないが、こ
の顔ぶれを見続けるような事態にはならないだろう。