自民党安倍晋三総裁は18日午後、公明党山口那津男代表と国会内で会談し、低
迷する景気を立て直すため、大型の2012年度補正予算案を編成することで合意し
た。新政権発足後、速やかに検討を開始する。両党は今後、連立政権に向けた政策協
議に入り、週内の合意を目指す。同日は、自民党石破茂幹事長が首相官邸藤村修
官房長官を訪ね、民主党から自公両党への政権移行に向けた協力を要請。26日に予
定される安倍内閣の発足に向け、準備作業が本格化した。

 

いよいよ安倍政権が本格化してきたようだ。大胆な金融緩和によってデフレを退治し、
景気を回復させる、との目論見が本当にうまくいくのか。疑問視する専門家もいれば、
その逆もまた然りである。やってみなければ分からない、そんなバクチみたいな政策
では困るが、確かにこれまで色々な手を講じてきても、デフレを完全に退治すること
は出来ず、もはやデフレが当たり前になってしまっている。異常事態が長く続くこと
で、我が国の体力は徐々に失われていき、先行きが見えない状態となっている。これ
を打破するのが自民党の役割と言うものであろう。