社民党は27日、取り壊し予定の旧党本部「社会文化会館」でお別れ会を行い、村山
富市元首相や伊藤茂元運輸相ら旧社会党の全盛期を支えた関係者約150人が駆け付
けた。村山氏はあいさつで、現状の党勢低迷について「社民党はまだ全国に組織があ
る。それが全然、根もないような政党に何で負けるのか、歯がゆい気持ちだ」と述べ、
福島瑞穂党首らにハッパを掛けた。

 

1989年の参院選は「マドンナブーム」に乗って大勝。当時は所属国会議員が約2
00人に上ったが、現在は6人にまで激減した。いつ消えてもおかしくない政党にま
で成り下がった社民党だが、再浮上する見込みは限りなく0に近いだろう。村山氏が
社民党は全国に組織があると豪語しているが、すでに組織と呼べないような状態にあ
るからこそ、選挙に勝てないことに気が付くべきだろう。社会文化会館同様、社民党
ともお別れする日が近いのではなかろうか。