侍ジャパンが今大会初の延長戦を制し、2次ラウンド突破へ王手をかけた。台湾に
2点のリードを許し迎えた8回、阿部と坂本のタイムリーで同点に。その裏、3番
手の田中が勝ち越し打を許すも、9回2死二塁から井端が中前に起死回生の同点打。
10回1死二、三塁、中田の左犠飛で勝ち越し、その裏を杉内が締めた。日本は1
0日にオランダと対戦し、勝てば決勝トーナメント進出が決まる。

 

侍ジャパンが苦しみながらも台湾を撃破した。これぞWBCと言った攻防になった
のではないか。2年連続で優勝した実績はあるものの、これまではイチローを始め
としたメジャーリーガーがメンバーに名を連ねていた。今回は国内リーグに所属す
る選手だけで構成されているが、投打が噛み合えば圧倒的な粘りを発揮するチーム
であることが証明されたと言えるのではないか。昨日の逆転劇は侍ジャパンにとっ
て極めて大きな意味を持つはずだ。