安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、第二次世界大戦の戦犯を裁いた極東国際
軍事裁判について「大戦の総括は日本人自身の手でなく、いわば連合国側の勝者の判
断によって断罪がなされた」と述べた。首相は第1次内閣で東京裁判を「受諾してお
り異議を述べる立場にない」と国会答弁しており、この方針は維持するとみられる。
しかし東京裁判に懐疑的な見方を示したことには中韓両国などのほか、戦勝国の米国
から批判が出る可能性もある。

 

東京裁判戦勝国の一方的な断罪の場だった、それは否定出来ないのではないか。敗
戦国だけが戦争犯罪を裁かれ、戦勝国戦争犯罪は無かったものとされた。そう言っ
たことを安倍首相は勝者の断罪、としているのだろう。このような発言をいちいちマ
スコミが取り上げて、中国や韓国にご注進する構図は相変わらずなようだ。いったい
何が目的なのだろうか。東京裁判について、今さら事細かに検証する必要など無い。
支持率が安定している安倍政権を叩くための報道だとすれば、極めて不快である。