第2次安倍内閣発足後初めての党首討論が17日、国会内で行われた。民主党の海
江田万里代表は、安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」に関し、円安の
進展で食料品や日用品の価格が上昇している点を挙げ、「副作用が出つつある」と
指摘。首相は「4〜6月には中小企業や小規模事業者の景況感も良くなる。成長戦
略を進めることで賃金が上昇していく」と述べ、現在の路線を継続させる方針を強
調した。日本維新の会石原慎太郎共同代表は、環太平洋連携協定交渉に関し、遺
伝子組み換えの輸入農産物の表示の徹底を要請。

 

第2次安倍政権発足後、初の党首討論はそれなりに盛り上がったようだ。経済評論
家でもある民主党の海江田代表との討論では「新しいことを進めるにあたり、未知
の領域である場合、リスクがあるのも事実だ。まさに円高が是正され、株式市場で
も約5割は株価が高くなり、年金の運用は3カ月で約5兆円上昇している。日本を
覆っていた、どんよりとした空気が変わった」と民主党時代と変わった「空気」を
強調している。それを言われてしまうと、海江田代表としてはぐうの音も出ないだ
ろう。民主党政権はバラマキに終始し、何も生み出せなかった。そう言った反省を
踏まえてこそ、初めてモノが言えるはずだ。