新党改革の舛添代表は7日の記者会見で、改選を迎える夏の参院選に出馬せず、参院
議員の任期満了後、代表も辞任する意向を表明した。ただ、政界引退は明言せず、2
016年に予定される東京都知事選や、次期衆院選などへの出馬の可能性も取りざた
されている。舛添氏は記者会見で、今後について、「終わってからゆっくり考える」
と述べた。関係者によると、舛添氏は夏の参院選で、自民党に復党した上で比例選に
出馬することや、無所属で東京か神奈川選挙区から出馬することを模索したという。

 

かつて総理候補とさえ言われた舛添氏だが、参院選出馬を断念せざるを得ない状況に
追い込まれるとは隔世の感がある。国民的な人気がそれなりにあった中で、火中の栗
を拾わず、逆に自民党を飛び出して新党を結成したことが舛添氏にとって転機になっ
たのではないか。新党と言っても改革クラブの名前が変わっただけであり、まったく
新鮮味のない政党で、舛添氏も代表として国会では存在感を発揮出来なかった。一か
ら出直そうにも古巣の自民党からは反発の声が上がっている。これほど選択を間違え
たことが明らかな人も珍しい。