社民党の福島党首は25日の党常任幹事会で、参院選で惨敗した責任を取り、党首を
辞任すると表明し、了承された。同党は近く党首代行を置き、秋の臨時国会までに新
党首を決める方針だ。後任には又市幹事長の名前が挙がっている。同党は参院選で改
選2議席を確保できず、過去最低の1議席にとどまった。福島氏は常任幹事会後の記
者会見で、「衆院選参院選の敗北は党首の責任。党の再生にあたってけじめをつけ
る」と語った。後任は「誰がいいのかは党全体で決定していただきたい」と述べた。

 

すでに衆参合わせて5議席となり、存亡の危機にある社民党。党の顔だった土井たか
子氏から代表を引き継いだのが2003年。すでに10年に及んでいた福島時代だが、
その間に社民党の党勢は衰えていき、福島氏の後を引き継ぐを思われた辻本清美氏の
ように、社民党は顔となる議員を失っていった。所属する国会議員が福島氏を除いて
4人しかいないのだから、党首選をやるわけにもいかない。さっさと解党に踏み切る
なり、民主党に巣食う旧社会党の面々に頭を下げて、合併する以外に道はないだろう。