安倍晋三首相は終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社への参拝を見送り、自民党
総裁として私費で玉串料を奉納した。閣僚では新藤義孝総務相古屋圭司国家公安委
長、稲田朋美行政改革担当相の3人、自民党幹部では野田聖子総務会長、高市早苗政調
会長らがそれぞれ参拝した。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」で
参拝した議員は高市氏を含め102人で、昨年の55人を大幅に上回った。内訳は自民
党73人、日本維新の会20人、民主党6人、みんなの党3人。

 

超党派靖国神社を参拝することの意味があるのかはさておき、昨年の55人を大幅に
上回ったのは、喜ばしいことであろう。安倍首相が参拝を見送ったとは言え、安倍政権
の閣僚が3名参拝し、民主党政権との違いを明確にした。本来、個人の自由であるはず
靖国神社の参拝を、民主党はわざわざ参拝自粛を打ち出し、中韓に阿るようなことを
繰り返した。これでは余計に反発してくれと言っているようなものであり、悪しき前例
として語り継がれることであろう。