防衛省は中国軍の無人機が東シナ海上空を飛行したことを受け、無人機が領空侵犯した
場合の対処方針を近くまとめる方針を固めた。無人機は、有人機への警告手段である信
号射撃などが伝わらない恐れがある。そのため新たな対応策が必要と判断した。無人
が領空に近づいた場合は有人機と同じ警告手順を取りつつも、領空侵犯が継続し、国民
の生命財産に重大な侵害が加えられる危険が間近に迫った場合、撃墜という「必要な措
置」を取る方針を確認。

 

9月9日、尖閣諸島上空の我が国の防空識別圏で、初めて中国の「無人機」の侵入が確
認されている。無人機と言うことは、当然警告したところで出て行ってくれるようなも
のではない。今回の対処方針については、具体的な武器使用を定めた部隊行動基準に対
応策を反映させる方針のようだ。中国があの手この手で尖閣諸島へ侵入してくる中、我
が国も対応策を常に考えていかなければならないだろう。我が国も無人機の導入を検討
しているようだが、検討のスピードを上げていく必要がある。