読売新聞社は10〜12日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は6
2%で、前回(昨年12月6〜8日)の55%から7ポイント上昇して60%
台に回復し、不支持率は30%(前回38%)に下がった。自民党の支持率は
40%(同36%)に上がった。内閣、自民党の支持率がともに上昇したのは、
株高など経済指標が好調に推移していることなどを反映したとみられる。

 

安倍政権が誕生して1年が経ったわけだが、今のところ支持率だけを見れば順
調そのものであろう。民主党政権の歴代首相が就任してしばらくで化けの皮が
剥がれて、一気に支持率を下げたのに対して、支持率の上げ下げはあるものの、
高い水準で推移していると言えるだろう。久々の安定政権として、今後数年は
続くのではなかろうか。第一次安倍政権の轍は踏まないと、過去の失敗を活か
した政権運営を心掛けた結果だろう。