大阪市議会の民主系会派は5日、出直し市長選に出馬する橋下徹市長の辞職
について、不同意とする方針を決めた。自民党も不同意の方向で、公明党
不同意も含めて検討を始めた。各会派の幹事長が記者団に明らかにした。こ
れにより、辞職に同意が得られない可能性が出てきた。

 

大阪市議会は大阪維新の会が多数を占めているとは言え、単独で過半数を占
めているわけではなく、公明党の協力があって円滑に議会を運営を出来てい
たのが事実であろう。その公明党にそっぽを向かれたため、出直し選に打っ
て出ざるを得なくなったわけだが、辞職が不同意となった場合にどうなるの
だろうか。橋下氏は極めて難しい立場になり、維新の会は大黒柱を失うこと
になる。そんなシナリオも見えてきたのではなかろうか。