28日に衆院を通過した2014年度予算案を巡り、民主党は当初、他の
野党に野党7党共同で組み替え動議を提出するよう呼びかけたが、賛同す
る党は一つもなかった。民主党衆院予算委の採決を途中退席した。この
日の予算委では、みんなの党共産党、生活の党の3党がそれぞれ単独で
組み替え動議を提出し、日本維新の会と結いの党は、予算委と本会議に修
正動議を共同提出した。民主党はやむを得ず本会議に組み替え動議を提出。

 

巨大与党の前にいずれも否決されたわけだが、そもそも最大野党の民主党
がなぜ指導力を発揮できなかったか。そこが今の野党の限界と言うもので
あろう。安倍政権にすり寄るみんなの党しかり、生き残りのために各党が
必死である。これが政党としてのあるべき姿なのかもしれないが、それに
しても巨大与党を揺るがすような野党は育たないものか。このままでは、
健全な野党は育たないだろう。最大野党の民主党が再建途上、と言うより
完全に迷走していることも大きな要因であろう。