公明党は5日、全都道府県幹部らを集めた「全国県代表協議会」を党本部で
開き、任期満了に伴う党代表選を行う党大会を9月に開く方針を明らかにし
た。代表選は、山口代表の続投が有力視されている。党関係者によると、党
大会は9月21日に東京都内で行う方向で調整している。山口氏はこの日の
協議会であいさつし、来春の統一地方選について、「地方議員の半数以上が
改選される大きな政治決戦だ。断じて勝たないといけない」と語った。

 

自公連立政権の枠組みは集団的自衛権の行使容認で合意が取れたことで、当
面は続くことだろう。特に地方選を重視する公明党にとって、すでに3期目
を迎えた山口代表を変える必要もなく、このまま選挙の顔として戦うことは
間違いない。圧倒的な集票力を誇る創価学会がバックについており、自民党
公明党を無下にできない事情がある。今回の統一地方選で野党の地方組織
を壊滅状態に追い込めれば、安倍首相は衆院解散に打って出てさらに議席
伸ばそうとする可能性があるのではなかろうか。