民主党海江田万里代表は15日、党役員人事について、「臨時国会を前に、
安倍政権に対峙できる態勢を整える必要がある」と述べ、秋の臨時国会前に、
幹部人事の刷新を検討する意向を表明した。東京都内で記者団の質問に答え
た。人事は交代論が出ている大畠章宏幹事長の処遇が焦点。海江田氏は人事
刷新で党内基盤を固め、来春の統一地方選などに臨みたい考え。

 

何とか「海江田おろし」の流れを封じ込めたことで、役員人事を考える余裕
が出てきたということだろう。海江田氏と距離を置く「六人衆」の誰か一人
でも執行部に取り込めれば、挙党体制を謳うことは出来るはずだが、今のと
ころ、そのような傾向は見られない。来春の統一地方選次第では、海江田お
ろしの流れは当然出てくることだろう。その流れに抗しきれるか、民主党
党勢回復以前の問題が常に付きまとっている。