メジャー団体と言えば「新日本プロレス」「全日本プロレス」「ノア」の3つを
挙げておけばまず間違いは無いだろう。そもそもメジャー・インディーで枠を括
るのもどうかと思うが、ここで便宜上そう括ることとする。

 

「ノア」は自主独立路線とも言えるカードを組み、この3団体の中では経営は安
定していると言われている。他団体との交流を必要以上にはせず、自前の選手を
中心としている点は長期的に見ても団体の息を長くすることであろう。特にジュ
ニアの層の厚さは新日以上とも言えるのではなかろうか。

 

今となっては「ノア」の傍流的な「全日本プロレス」であるが、分裂後は選手不
足を補うためにインディー団体化していた時期もあり、非常に見ていて危なっか
しさを感じさせたものだ。だが、新日から移籍した武藤敬司の社長就任後は、元
WWEのいわゆる「ガイジン」を手駒に加え、ヘビー層は厚みを増した。ジュニ
アの方はもう少し選手がいないと厳しいが・・・

 

両団体とも身の丈にあった興行を行うことで、生き残りを模索しているのだろう。
あくまで「プロレス」は「プロレス」を地で行くのも悪くは無いのだ。(3に続く)