市民と言えば何を思い浮かべるだろうか。
毎日電車に揺られて通勤するサラリーマンか、韓流ブームとやらにうつつを抜かす主婦
達か、コンビニで屯する高校生なのか、それらはいずれも「市民」である。
では、平日の昼間からデモ行進をしたりビラを配ったりする連中は「市民」なのかと聞
けば、かなり違和感を感じることであろう。

 

普通の「市民」であれば働いている時間であったり家事をしている時間に、徒党を組ん
でデモ行進をするなど、有り得ないことなのだ。いずれも高尚な目的があっての行いで
あると思うが、その中心にはいわゆる「プロ市民」がいてデモやビラ配りを先導してい
るのではないか。特定のイデオロギーに染まった運動家がいるのであれば、「市民」の
行動も色眼鏡で見ざるを得ない。

 

街宣車で抗議活動するいわゆる「右翼」が良い目で見られないように、白昼に政治色の
濃いデモを自称「市民」が行っても一般市民は決して良い目では見ていない。反戦や平
和を唱える高尚な精神は称えたいが、誰もが貴方達を省みることはないだろう。霞ヶ関
で官庁に向かってがなりたてる「右翼」と同様に。