相変わらず朝日新聞のオピニオン面は「飛ばし」ているなと思わざるを得ない。
27日付の11面に朝日新聞の若宮論説主幹が「風考計」なるコーナーで一連の竹島
騒動について記事を書いていた。これがオピニオンなのかと問いたくなるような内容
で、毎度のことながら失笑しながら読ませていただいた。

 

まるで韓国の新聞ではないかと間違えてしまうほど、韓国側に立った視点で記事が書
かれており、今回の竹島騒動のように領土問題が絡む場合には報道機関として、もう
少し客観的に報道出来ないものなのか。若宮氏は日本がロシアとの北方領土、中国と
尖閣諸島、そして韓国との竹島と領土問題を地理的にも多方面に抱え、「戦線」が
拡大するのは望ましくないと述べている。そして最後にこう続く。

 

それは「いっそのこと、島を譲ってしまったらと夢想する」。正に開いた口が塞がら
ない妄言ではないか。これをもって日韓連携に弾みをつけると言うが、竹島の問題が
解決したから、韓国が日本に対する特に歴史問題の「注文」が減るとはとても思えな
い。言葉は悪いがますます頭に乗ることだろう。夢想とつければ何でも許されること
ではないし、明らかなミスリードは即刻やめるべきだ。