また朝日新聞がやってくれた。消費者金融大手「武富士」から編集協力費という
名目で5000万円を受け取っていたことが週刊文春などの報道で明らかになっ
た。週刊朝日に2000年から約1年間にわたって連載された「世界の家族」と
いう企画記事が、武富士とのタイアップ企画であったとのことだが、記事中に武
富士の協力を示す記載は無かった。

 

武富士側が弘前での放火事件等で忙しかった、週刊朝日の編集長が交代し引継ぎ
がうまくいかなかった、と言い訳を羅列しながら数年に渡り「一方的」に編集協
力費を受け取った状態になったことについては、当初の約束だった写真集を出版
する方向で話し合いを進めているとし、笑いを誘っている。要は週刊文春に尻尾
をつかまれたから辻褄合わせしているだけであろう。

 

朝日は事実が異なる報道があるとし、朝日新聞掲載の週刊文春の広告の一部を黒
塗りにした。日頃、裏金について批判を加える立場の朝日が痛烈なカウンターを
もらったと言った感じだ。武富士と不正なやりとりがなかったと強調すればする
ほど、言い訳にしか聞こえないほど最近の朝日は緩んでいる。