かつてブッシュ大統領に「悪の枢軸」と名指しされたイラン、北朝鮮と同じ組で
我が日本代表は2006年ドイツW杯アジア最終予選を戦っている。そして、未
だに我が国は国連憲章上では「敵国」扱いである。国連の常任理事国を目指そう
としている身には形の上とは言え「敵国」扱いでは支障があろう。

 

少々長いが引用すると・・・
国連憲章第107条を指して、一般に「旧敵国条項」と呼んでいる。その内容は、
第二次世界大戦の際、枢軸国だった日本・ドイツ・ルーマニアブルガリア・ハ
ガリー・フィンランドを対象(イタリアは途中で枢軸国から脱退し、連合国側
に立って日独に宣戦したので除外)に、これら諸国が国連憲章等に違反した軍事
行動(侵略等)を起こした際、旧連合国(アメリカ等)が国連決議等の拘束力に
優先して軍事制裁を課す事が出来るとした差別条項が存在する。

 

特に条文に旧敵国が何処の国とは書いてはいないが、国連が連合国の手によって
作られたものである以上は、その敵とは枢軸国である。第二次大戦から60年も
経ち、いい加減取っ払って欲しいものだ。アナン事務総長も「時代錯誤」である
とし、削除するよう勧告しておりポーズで終わらないことを祈る。