仕事柄、大量の雑誌を読まなくてはならない。ビジネス誌から学術誌、さらには
ブラックな雑誌など実に様々な種類があり、把握するだけで手一杯の状態である。
ほとんどが営利目的での出版物であるから、当然広告収入で成り立っている。カ
ンパ代程度で読めるNPO系の雑誌もあるが、さすがに内容は「薄い」。

 

先日、週刊文春朝日新聞武富士の間に不透明な広告費のやり取りがあったこ
とを明らかにした。本来、タイアップ企画というものは「広告」そのものであり
協力:武富士なりページ下にでもPRと書いておけば、読者はそれが「広告」で
あると判断出来る。武富士側が名前を表に出したくない、といった経緯があった
とは言え、タイアップ企画であるならはっきりすべき点であろう。

 

他の雑誌でも、一見普通の記事のように見えても文の最後やページ下に、この記
事の問い合わせ先の企業名が記載してあるものがある。また、企業を叩きまくる
雑誌の最後の方にくる記事は、一見すると広告ではないように見えるが、これも
広告なのだ。見分け方は簡単、企業を持ち上げている、普通に紹介してる、これ
を基準にすれば簡単だ。意外と手の込んだことが行われていることを認識すれば
読み方も変わってくるのではなかろうか。