四月は新入生・新入社員にとっては、新たな環境に文字通り「飛び込む」スタ
ートとなる。今年の新入社員を例えると「発光ダイオード型」であると社会経
済生産性本部が発表していたが、その理由は「電流を通すようにしっかり指導
すればそこそこ結果を出すが、愛社精神が薄いため決して熱くならずに冷めて
いる」とのことだ。厳しい雇用情勢を踏まえての例えとは言え、微妙なライン
ではある。

 

そんな四月も半月が過ぎ、特に新入生はサークル・部活や授業の履修が決まり
本格的に学生生活が始まったところであろう。大部分の大学生は、新歓コンパ
やその他の機会に人生において公式には「初めて」飲み会へと参加することに
なるはずだ。むろん未成年が大半だが、それを言っては始まらないので無視す
ることとして、そういった場では当然、アルコールを口にするわけだ。さらに
、場を盛り上げようと「一気飲み」を敢行する上級生もいるだろう。

 

そういった行為と同時に一気飲みの結果、急性アルコール中毒で死亡するとい
う馬鹿な事件も起こる。ここははっきりと言いたいところだ、自ら行った一気
飲みで死ぬなんてことは馬鹿であり、親兄弟全てに迷惑が掛かる。また、一気
飲みを強要し死に至らしめた連中は、立派な殺人ではないか。幸いにして俺の
「周り」では、死んだ奴はいなかったが、酒量もわからず飲む行為は往々にし
てあったと思われる。

 

大人になることは酒量を知ることでもある。下らないことで、始まったばかり
の新生活にピリオドを打たないことを願う。