先日、経営統合の決まったナムコバンダイが業態の被らない理想のカップ
とすれば、トミー・タカラの玩具大手同士の合併はやむえず一緒にならざるを
得なかったという何とも言えないカップルである。特にタカラはコナミにも袖
にされ、バウリンガルが話題に上っていた頃を懐かしく感じていることであろ
う。(たかだか3年くらい前の話だが)

 

玩具は本来、生活に必ずしも必要なものではない。衣食住さえ満足にそろえる
ことの出来ない国々では玩具は買うものではなく、自分で作るものだ。少子高
齢化の影響をモロに被るのがこの玩具業界で、確実に子供が減っていく中で今
の会社規模を維持していく余裕など無いはずだ。いずれにしても、国内だけを
相手にしていては、文字通りジリ貧の業界である。

 

これにリンクしてゲーム業界も次世代機がリリースを控え、さらなる開発費の
高騰が予想されるだけに、合従連衡は続いていくのは規定路線となりそうだ。
原因は色々あるのだろうが本当にソフトが売れなくなり、ペイしているソフト
は数少ないことだろう。大手の下請け会社も悲鳴をあげるだけでは済まないほ
ど事態は逼迫している。