4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」に、5月4日の「国民の休日」を
みどりの日」に07年から変える改正祝日法が13日午前、参院本会議で自
民、公明、民主3党などの賛成多数で可決、成立した。幾たびも廃案となった
り、中国に阿り審議が先送りされるなど散々な扱いを受けてきた改正祝日法
あるが、これでめでたく一件落着と言ったところか。

 

「昭和の日」の意義は大東亜戦争を体験した世代が少なくなる中、計らずも世
界を相手に戦い、無残にも敗れた文字通り荒廃の時代を思い返す日であり、そ
して奇跡の復興を成し遂げ、再び世界の大国へと成長したという「激動」の時
代であったことを、後世に「記憶」させるための日である。日本人が忘れては
ならない時代、それが「昭和」なのだ。

 

また、予想通り同法に対し、共産党は「先の天皇の誕生日を祝日にすることは
憲法の平和的民主的原則を踏みにじる」、社民党は「侵略戦争の犠牲となった
アジア諸国からどう見えるか考えるべきだ」として反対したようだ。通り一辺
倒の反対理由にある意味「安心」してしまう。特に共産党は非合法政党だった
時代を思い返してしまうのが辛いのかもしれないが・・・(苦笑)