サッカー日本代表北朝鮮を破り、ドイツW杯への出場が確定した。主力を欠
き、第三国における「無観客」試合という中で決めたことは大きいだろう。今
は勝利の余韻に浸りつつ、6月半ばから始まるコンフェデレーションズカップ
2005に備えて欲しいし、中田選手が言うように最終予選はあくまで最初の
通過点である。

 

だが、そんなお祝いムードに水を差すことをしてくれたのは、韓国の慶尚北道
議会である。同胞の北朝鮮が敗退から一つ嫌がらせでもしてやろうかと思った
のかどうかは知らないが、毎年10月を「独島の月」にする条例を制定、日本
との交流を制限したのだ。10月にした理由は大韓帝国が1900年10月に
竹島を管轄区域と規定したため、とのことだ。

 

条例は6条で構成されており、慶尚北道の公務員や同道が2分の1以上を出資
する法人・団体の役職員による日本への公務上の出張を10月は規制、慶尚北
道と同道議会は島根県の「竹島の日」条例が廃棄されるまで島根県や同県議会
と交流できない―と規定している。憤りを覚えるというよりは呆れてしまう内
容ではないか。

 

島根県議会の制定した「竹島の日を定める条例」は、我が国の固有の領土が韓
国により実効支配されているにも関わらず、国内では関心が薄いため問題提起
・啓蒙も兼ねているのに対し、この「独島の月」は何ともコメントのしようの
ない内容なのは確かだ。まぁ韓流ブームとやらの幻影が消えていく中で、韓国
の真の姿が見え、実に結構なことではないか。