インターネット上で日記形式での情報発信ができるブログを開設する窓口とな
っている米マイクロソフト(MS)の中国語サイトで、特定の言葉を使った書
き込みが禁止されていることが分かった。AP通信は13日、MSが中国政府
に協力して検閲していることを明らかにした、と報じたわけだが中国のネット
検閲に力を貸す企業はむろんMSだけではないだろう。

 

MSが運営するサイト「MSNスペース」では「民主主義」「自由」「人権」
「台湾独立」といった言葉を入力すると、「禁止されている言葉です。消去し
て下さい」と表示され、とのことだ。「ダライ・ラマ」も禁止の対象となって
おり、検閲の厳しさが伺える。中国は「インターネットニュース管理規則」で
、国家の安全に危害を加え、政権の転覆を謀ったり民族の団結を破壊したりす
るニュースを制作、流布することを禁じているため、これに沿った形でMSも
協力している、むしろそうせざるをえないとも言える。

 

「自由の国」米国を代表する企業が、中国の言論統制に力を貸す構図は何とも
言えないものがある。だが新聞やテレビの既存メディアだけでなく、ネットま
で完全にコントロール出来るのか、その点については興味が尽きない。例えば
民主主義を指す「隠語」を使うとか、ダライ・ラマアスキーアートとか、画
像ソフトで文字を書き画像としてアップするとか、まぁやり方は色々とあるだ
ろう。文字が駄目なら駄目で対抗手段は生まれてくるはずだ、これなんかも応
用すれば面白そうだ。【ポッドキャスティング】

 

何にせよ、俺にとっては「言論の自由」とは我が国に生まれて良かったと思う
理由の一つである。尖閣諸島はやらんが「言論の自由」であれば、いつでもく
れてやりたいものだ。