札幌市立小中の教員でつくる日教組傘下の札教組が、現在採択手続き中の中学
教科書の見本を独自入手し、組合員らを対象にした展示会を行っていることが
11日分かった。もちろん、見本の教員への提供は文部科学省通知で禁止され
ている。「何故」か扶桑社の歴史・公民教科書は展示されておらず、上部団体
の北教組は、扶桑社教科書を採択させないよう呼びかける「職場討議資料」を
配布するなど、特定教科書を狙い撃ちした不採択運動を展開している。

 

結局、教育委員会によってこの展示会は潰されたものの、扶桑社の歴史・公民
教科書を採択しないよう求める署名用紙や、北教組が作成した「あぶない教科
書のあぶないナカミ!」と題した職場討議資料が展示会では配布されていた。
あらゆる手段を使ってでも、扶桑社の教科書を不採択にしようと跳梁跋扈する
輩は全国に存在している。昨日の産経抄が、端的に書いてくれたのでこちらを
紹介しておきたい。
産経ニュース

 

手口はより巧妙かつ姑息になるものの、公正な採択が実施されることを祈るば
かりである。彼等が普段、口にする民主的なやり方というのは、教育委員に脅
迫まがいの電話やFAXをすることではないだろう。本当にその教科書が間違
っているのであれば、採択などされるはずはなく子供たちの手に届くことはな
いはずだ。4年前とは確実に流れは変わってきている、「反民主的」な妨害に
屈することのないよう見守っていきたいと思う。
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