13〜16日の間に靖国神社で行われている「みたままつり」に行ってきた。
この「みたままつり」は、靖国神社がお盆にちなんで戦歿者246万6千余柱
の「みたま」を慰めるため、戦後の昭和22年から始めたもので、今年で59
回目。神社境内に飾られた29,000灯個を超す「懸雪洞(かけぼんぼり)」
や大・小提灯の「献灯」は、東京九段の夜空を美しく彩り、今では東京はもと
より、日本の“夏の風物詩”として、多くの人々に親しまれ、毎年30万人の
人出で賑わっている。

 

靖国神社軍国主義の権化と考えている方々にこそ、こういったお祭りには来
ていただきたいものだ。提灯に彩られた道々に露店が並び、子供連れや浴衣を
着たカップルが自然と行き交う光景は、文字通り夏の風物詩であろう。さらに
言えば如何に靖国神社が地域の人々に親しまれているか、一目瞭然である。
英霊達よ、今夜で「みたままつり」も終わり、また靖国神社に静寂が戻る。次
は8月15日に、毎度の事ながらお騒がせすることになるだろうが、どうか寛
大な目で見守っていて欲しい。