中国大陸のメディアが香港ディズニーランドでの大陸からの来園者による「下
品かつ非文明的な行為」を指摘したことが話題を呼んでいる。この情報を掲載
した信息時報は、記事掲載後、インターネット上で様々な議論が沸き起こった
ことを紹介した。インターネットユーザーの意見は主に3タイプある。「金を
払っているのだから何をしてもいい」という「下品な行為」支持派。「まずは
個人レベルから素養を高めていこう」という批判派。そして、「根本は、ディ
ズニーランド側に問題がある」と主張する原因追究派に属するものだ。

 

中国大陸からの観光客の「下品な行為」が指摘されたことについて、香港ディ
ズニーランド側は13日、「休憩したい、タバコを吸いたいなど何か要望や困
ったことがあったら、側にいるスタッフに気軽に声をかけてほしい」と語って
いる。一方、香港ディズニーランドに多くの観光客を送り込んでいる香港の旅
行会社の広之旅国際旅行社は、「ツアー客には何度もポイ捨てなど、非文明的
な行為をしないよう伝えた。結局は個人の自覚の問題だ」と説明している。

 

読んでいて溜め息が出てしまうような記事ではなかろうか。非文明的と言う言
葉を使わざるを得ないほど、香港ディズニーランド内は中国人の下品な行為に
汚されているのであれば、上海への進出予定も少し考え直した方が良いはずだ。
自分が今したいをする、高い金を払って入場しているのだから何をしても良い
などと思われては、運営側も対処のしようが無いわけで、スタッフもところか
まわず好き勝手する中国人を放置して、とんでもない国に進出してしまったと
ディズニーにわからせる必要がある。

 

中国に進出した企業は、まず基本的なマナーを教え込むことから始めねばなら
ない良い例となった。タチの悪いことに、従業員なら教え込みようがあるが、
客がこの有り様では一人一人にご丁寧に教え込むわけにもいかず、今後とも大
いに悩まされるに違いない。「結局は個人の自覚の問題だ」とサジを投げるく
らいなら旅行会社もツアーを組むべきではない。それこそ「金」の問題としか
捉えられない連中と同じである。