ライブドアは10日、グループから離脱する方針を示している「ライブドア
ーケティング」が保有する通販大手、セシールの株式(発行済み株式の60.
46%)を全株買い取り、子会社化すると発表した。取得価格は約202億円
だが、ライブドアはLDMに対する貸付金を一部相殺することで処理する。L
DMはライブドア証券取引法違反事件をきっかけに、ライブドアとの資本関
係を解消する意向を表明。一方、セシールライブドアグループへの残留方針
を示し、3月末に平松庚三ライブドア社長ら3人を取締役に受け入れていた。
セシールの子会社化について、ライブドアは「女性を中心に約1500万人の
登録顧客を持つセシールと、ライブドアのインターネット、金融事業の相乗効
果を発揮することが、グループの再生にも役立つ」と説明している。

 

USENと言う強力なバックアップを手にしたライブドアにとって、反転攻勢
への足掛かりとも言うべきセシールの子会社化。報道も沈静化し、新生ライブ
ドアとしての再出発を計るべく今はネット関連ではなく実業に本腰を入れて、
ポータルサイトを通してセシールの商品を売る形でもとるのだろう。かつて、
堀江氏はポータルサイトのページビューを上げるために、様々な話題作りをし
てきたわけであるが、Yahoo!や楽天のようにそれが実業へと結びついて
いたかと言えば決してそうではないだろう。バナー広告だけでやっていけるほ
ど甘い世界ではなくなってきているものの、実業志向へと向かう形となるので
あれば再生への道は徐々にではあるが、見えつつあるといっても良さそうだ。