6月9日開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に臨む日本代表
は26日午後、千葉県成田空港からドイツに向けて出発した。ジーコ監督率い
るチームは同日午後6時にフランクフルトに到着する予定で、そのままキャン
プ地のボンへ移動する。選手たちは成田空港近くのホテルから正午すぎにバス
で到着。居合わせた利用客や、日本代表の青いユニホームをまとったファンら
が幾重にもなって見送った。出発を前にジーコ監督は「これまで4年間やって
きた。あとは集大成。一番いい仕事をしたい。優勝を狙う」と意気込みを示し
、DF宮本は「今は目の前の試合だけ」と表情を引き締めていた。

 

4年に一度のW杯に向けて多くの試合・練習をこなし、いよいよドイツへと旅
立った日本代表の選手達。かつてはスポーツといえばプロ野球が圧倒的な人気
をもっていたものであるが、やはり「国」を背負って戦う代表選に魅せられた
のか、我が国でもサッカーが国民的スポーツになったのは間違いないだろう。
地区予選からはい上がり、本選へと進んでも欧州や南米の強国とあたれば確か
に勝利は覚束ないかもしれないが、ジーコ監督が言うところの集大成をドイツ
で見せてくれるのか、テレビを前に期待したいところだ。日の丸=国を背負い
世界を舞台に我が国のサッカーを届けて欲しい。