小泉純一郎首相のメールマガジンに寄せられた首相の靖国神社参拝に関す
る約400件の意見のうち、ほぼ半数が今回の終戦記念日の参拝を支持し
ていることが30日、分かった。明確な反対意見は約1割にとどまった。
内閣広報室によると、10日から27日までにメルマガあてに届いた投稿
は計635件。このうち約3分の2が、何らかの形で首相の靖国参拝に触
れていた。現職首相による終戦記念日の参拝は21年ぶりだったが、「1
5日に参拝すべきだ」とする意見も含めた賛成派は「国の代表者としてあ
るべき誠を感じた」「首相が戦没者の冥福を祈るのは当然」などと評価。
中には「参拝は賛成だがA級戦犯分祀すべきだ」として、靖国問題の根
本的な解決を求める声もあった。

 

この中に当然反対意見として、中国が嫌がることをわざわざやる必要はな
いや冥福を祈るのは靖国神社である必要は無いなどが含まれていたようだ
が、概ね賛成意見が多かったようだ。むろん小泉首相メールマガジン
投稿すること自体、小泉首相支持の行動であると思われるが、いずれにし
ても今年の靖国神社参拝は退陣間近と言うこともあり、一部メディアが煽
りまくった割には中国は形式通りの抗議をしただけで、国内のデモも完全
に押さえ込んでいた。これは靖国神社の参拝が如何に外交的に利用されて
いたかの証明であろう。もっとも反発が大きいと予想された終戦記念日
参拝しても、韓国と国内の一部メディアが騒いだ程度で、一部メディアが
期待したほど中国は抗議せず、むしろ歩み寄りを見せていた。そのような
面からも小泉首相靖国神社参拝は、成功であったと言えそうだ。