プロ野球パ・リーグは27日、日本ハムがレギュラーシーズン1位を決め
た。これにより、日本ハムプレーオフ第2ステージで1勝のアドバンテ
ージを得た。1位確定まで、マジック1に迫っていた日本ハムはこの日、
本拠地・札幌ドームで行われたソフトバンク戦に4―1で逆転勝ちした。
西武は2位となった。今季のパ・リーグ日本ハム、西武、ソフトバンク
の3球団がし烈な順位争いを展開。日本ハム、西武の1位争いは、ともに
終戦までもつれ込む劇的な終幕となった。2004年にパ・リーグにプ
レーオフ制度が導入されて以来、日本ハムがレギュラーシーズン1位とな
ったのは初。

 

昨年はソフトバンク、ロッテ、西武がプレーオフの権利を勝ち取り、ロッ
テが優勝したわけだが、今年はWBCに多くの選手を派遣したそのロッテ
が、開幕直後から波に乗ることが出来ずプレーオフ出場圏内から離脱して
いった。WBCの反動と言うこともあるだろうが、優勝チームは徹底的に
マークされるのは必然であり、苦しい戦いとなるのはやむを得なかったか
もしれない。そして、何よりも日本ハムがレギュラーシーズンを1位通過
することを予想出来たファンは少ないのではないか。快進撃を続けるチー
ムに、ファンは札幌ドームは埋め尽くし声援を送っている。セ・リーグ
竜虎の独走となってしまい、いまいち盛り上がりに欠けるのに対して、日
本ハムと言う意外な伏兵が大激戦を演じ、パ・リーグを盛り上げた最大の
要因と言って良さそうだ。