オリックス清原和博内野手が、昨年大みそかの「K−1 Dynamit
e!!」で秋山成勲がルール違反を犯した件で、対戦相手の桜庭和志に謝意
を伝えたことが13日、分かった。事態を知った11日に自主トレ先のア
リゾナ州から、桜庭のセコンドだった阪神下柳に電話。「下柳選手を通じ
て『桜庭選手にも謝っておいてください』と伝えました」と明かした。
「故意にやったのではないにしろ、俺もセコンドを務めた立場で責任があ
る」。ショックも大きかったが、少しでも早く桜庭にわびたかったという。

 

スキンクリームを全身に塗っていたことが明らかになり、試合はノーコン
テスト、ファイトマネーも没収となった秋山選手。動画共有サイトには試
合の様子がアップされ、改めて観てみると桜庭選手が発する抗議の声、不
自然な実況などが明らかになり、桜庭選手が本当に怒り心頭なのが伝わっ
てくる。特にこの試合を裁いていたレフリーには、罵声にも近い声で秋山
選手の身体が滑る、タイムと必死で訴えていたものの試合は続けられ、秋
山選手の圧勝と言う形で終わってしまった。

 

この試合、そしてノーコンテストの判断が下るに至って格闘技関係者から
も批判の声が上がるようになり、秋山選手のしたことはただの過失では済
まないかもしれない。出場禁止処分なり保持するベルトの剥奪、そのよう
な処分も考慮しなければならないだろう。真剣勝負を求めていた桜庭選手
そしてファンの期待を秋山選手が裏切ったことの重大さをK−1の主催会
社も考えて欲しいものだ。それが故意であろうがなかろうが、である。