麻生太郎外相は19日午前の衆院予算委員会で、従軍慰安婦問題で日本政
府に謝罪を求める決議案が米下院に提出されていることについて、「決議
案は客観的事実に基づいていない。日本政府の対応を踏まえておらず、は
なはだ遺憾だ」と不快感を示した。稲田朋美氏の質問に答えた。稲田氏は
「決議案は日本軍が若い女性を強制的に性奴隷にして、あげくの果てに殺
したり、自殺に追いやったとしている。外相は同じ認識なのか」と質問、
外相は「そのような事実を認める立場にはない」と答えた。

 

この決議案を提出したのは日系人マイク・ホンダ議員である。日系人
ありながら反日活動を展開することに、腹立たしさを憶えるが我が国内で
反日活動を繰り広げる日本人がいることを考えれば、それはそれで止む
を得ないところだろう。特にマイク・ホンダ議員はその活動から中国系、
韓国系の米国人の支持を集めているとされ、反日活動が票に結びついてい
ると見て良い。その分、日系人の支持を失ったにしても余りあるメリット
があるに違いない。

 

決議案では「日本軍による強制的な性奴隷化」がいわゆる従軍慰安婦の制
度であったかのように触れられているが、事実と大幅に異なる内容を受け
入れることは出来ない。、加藤良三駐米日本大使は「日本政府は従軍慰安
婦問題の存在や、これに関する責任をすでに認めている。過去を忘れるこ
となく、前向きに進んでいくことを望んでいる」と主張し、ある議員から
は「現代の日本人が過去の世代が犯した出来事のためにこれ以上罰を受け
ることがあってはならない」との主張があったことを付記しておく。