北朝鮮が新型短距離ミサイルの実戦配備を進めつつあると米国防当局が判
断していることが6日、明らかになった。国防総省によると、同省のロー
レス特別顧問が記者団に語った。ローレス顧問は、北朝鮮が最近、立て続
けに実施した新型短距離ミサイルの発射実験について「成功した」との判
断を示し、その精度は極めて高く、実戦段階に入ろうとしていると指摘。

 

韓国国内でも太陽政策による援助が北朝鮮の核保有へ力を貸した、と見る
向きは多いようだ。それでもなお、同じ民族には使用するまいと言う根拠
の無い希望的観測に支えられ、他人事のようにしていられるのは、北朝鮮
の韓国への親北工作が成功したと見るべきなのかもしれない。ローレス顧
問は新型ミサイルの120〜140キロと言う射程から判断すれば韓国を
標的にしているの見方は持っており、それは間違いないであろう。

 

北朝鮮軍事境界線に大量の長距離砲やロケット砲を配備しており、首都
ソウルはこれらの前には無力そのものである。そのような状況が解決され
てもいない中で、一方的に宥和路線を進めていくことは非常に危ういので
はないか。昨年のこの時期には北朝鮮日本海に向けてミサイルを乱射し
たのが、まるで無かったような姿勢は看過出来ない。それは我が国にも言
えることかもしれないが。