日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、診断書を提
出しながらサッカーに興じた朝青龍に厳しい処分を下した。秋、九州の2
場所出場停止、4カ月30%の減俸、1日から九州場所千秋楽までの謹慎
の3つ。師匠の高砂親方には管理不行き届きで30%減俸4カ月を科した。
横綱の出場停止は史上初で事実上の引退勧告にも等しい厳罰。不屈の闘志
で自ら招いた苦境を乗り越えられるか、反骨精神の真価が問われる。

 

腰を骨折し休場するとしながら、母国モンゴルでサッカーを楽しむ様子が
報じられてはさすがに言い訳のしようがないところだろう。大相撲におけ
横綱とはただの最高位と言うだけでは無く、全力士の規範となるべき存
在であることは、日本人であろうがモンゴル人であろうが横綱となった以
上、理解しておかねばならないことだ。出場停止と謹慎処分と言う厳罰が
下ったことは当然であり、粛々と受け止めて欲しいものだ。自らの過ちに
を反省し、乗り越えるほかあるまい。