安倍首相が27日に予定している内閣改造自民党役員人事で、麻生太郎
外相の自民党幹事長就任が11日、内定した。首相は、自らの続投を支持
する麻生氏を幹事長に起用する意向を固め、調整を進めていた。その結果、
森元首相が容認の意向を示すなど、自民党内の理解が得られると判断した。
首相は麻生氏と連絡をとりあい、調整を進めている。首相は参院選の惨敗
を受け、態勢の立て直しを図るため、内閣改造によって大幅な人事刷新に
踏み切る意向だ。

 

参院選に大敗北するも、安倍首相が早々に続投を決めると、自民党内から
は挙党内閣が求められたものだったが、続投への批判の声も内閣改造が近
付くにつれて収束し、続投支持の声へと変わっていった。目の前にポスト
をちらつかされてまで、反発する議員はいないらしい。安倍首相は政権誕
生時、幹事長には中川幹事長では無く麻生幹事長を考えていたとされ、結
局は自派閥に押し切られてしまった経緯がある。安倍・麻生ラインで難局
を乗り切れるか、注目したい。