「亀田家のせいでボクシング界のイメージが悪くなった。亀田家を代表し
ておわびしたい」。WBCフライ級タイトル戦での亀田大毅の反則行為問
題で26日、所属の協栄ジムが独自の処分を発表した。父史郎氏はトレー
ナーを辞任。大毅は練習再開前に改めて謝罪会見を開くことを命じられた。
自らも3カ月の出場自粛を科せられた長男の興毅は東京都内の同ジムで、
丸刈りにスーツ姿でネクタイを着けた正装で記者会見に臨み、神妙に謝罪
の言葉を述べた。会見は1時間20分に及んだ。

 

亀田家はマスコミによって作り上げられたものと言っても良いものであろ
うが、そのマスコミの前で謝罪会見をすることになった亀田興毅選手の心
中はいかなるものだったであろうか。概ね会見の姿勢や内容を評価すると
の向きもあるが、果たして亀田家が再建出来るかはマスコミが結局は鍵を
握るはずだ。ボクシングは世界戦であろうとも、数字が取れないコンテン
ツであり、話題先行の亀田家の試合は高視聴率をコンスタントに稼いでき
た。コンテンツとしての価値を見出すのであれば、拾う神も出てくるか。