■
民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日のテレビ番組で、小沢代表と福田首相の
党首会談の「仲介者」が話題になった時、「私は読売新聞の渡辺主筆(か
ら話があった)」と述べ、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長から鳩山
氏にも「大連立構想」が持ちかけられたことを明らかにした。鳩山氏は出
演後、記者団に「8月に渡辺主筆を中心とした懇談会で、ご自身から持論
を伺った。私は『大連立で仲良くなって、選挙で敵になって戦うのは難し
い』と否定的な見解を申し上げた」と説明した。
読売新聞は社説で大連立をすべきとの論陣をはっており、当然主筆である
渡辺恒雄会長もその考えであろう。大連立をした上で、中選挙区制に戻す
ことによって連立を組むもの同士が選挙で生き残る形としたいのはわかる
が、いったい何様のつもりなのかと言わざるを得ない。マスコミが政治に
介入することは、もはや公正な報道など期待出来ないではないか。福田首
相と小沢代表の会談のお膳立てをしたのも渡辺会長とされ、暗躍するのは
御勝手だが、密室でコソコソ動くのを受け入れられる環境など無いのだ。
はっきり言う、大人しくていろ、と。