20日付の英主要各紙は東京電で、ミシュランガイド東京版で一つ星以上
を獲得したレストランが150店と、本場パリやニューヨークを抜いたこ
とについて、「東京は世界で最もおいしい都市になった」(タイムズ紙)
などと大きく紹介した。ただ、その評価を「当然」と称賛する声の一方で、
「不可解。基準があいまいでは」と当惑する受け止めも伝えられた。

 

東京は世界中の料理が食べられると言っても過言では無い、食の大都市で
もある。その東京版のミシュランガイドが発行されるとあっては、話題に
なるのもわかる。ただ、本家のミシュランの元調査員が三ツ星を与えられ
ているレストランのなかには、すでにその価値がなくなっているにも関わ
らずしがらみから星の数を落とせないなどの実態を公にし、物議を醸した
ように、名前先行の部分があるのではないか。名前が載ることのメリット
は大きいであろうが、些か疑問も残るのである。