民主党の党員・サポーター登録数が26日までの同党の集計で27万人を
超え、過去最多を記録したことが分かった。昨年の参院選勝利で議員数が
増えたことが主な理由。年金記録漏れ問題などで政府を厳しく追及したこ
とも「党勢拡大につながった」とされる。党員・サポーターは、2年ごと
の党代表選で投票資格を持ち、「代表選の年が近づくと獲得競争にエンジ
ンがかかる」傾向がある。登録制度が始まった02年は約10万人だった
が、小沢一郎代表が就任した06年は24万人超に。昨年はやや減少した
ものの、今回最多を更新した。同党は8月中に正確な登録数を確定する。 

 

これまでの民主党は攻勢に出ようとするたびに、身内の不祥事が発覚して
逆襲されて萎んでいくイメージが強かったが、偽メール問題で前原前代表
が失脚してから、後を継いだ小沢代表が地方行脚を続けると言う地道な選
挙対策を実施し、敵失にも助けられる格好で昨夏の参院選で大勝した。そ
の小沢代表が就任から3度目の代表選を迎えるにあたり、渡部民主党最高
顧問が「党首選をやると後にしこりが残る、なんて言う人がいるが、民主
主義政治家の資格がない」と述べ、党内にある小沢一郎代表の無投票3選
論を批判した。民主党のサポーターに登録した人も、その権利を使えない
のは少々不満が残るであろう。与党が不甲斐ないだけに、その対抗馬であ
民主党に支持が集まるのも当然だが、次期総選挙で一気に政権交代を実
現出来るか、サポーターの期待は大きいのではなかろうか。